思い出にするには、わたしも彼も傷を負いすぎた。
でも過去から逃げるだけじゃだめって、シュナウザーが教えてくれたの。
わたしはまた間違ってしまった。
同じ過ちでグレートヒェンもあなたも傷つけようとしてる。
・・・いいえ、もう傷つけてしまったのでしょうね。
[...は歩む足を止めた]
トール聞いて。
わたし、シュナウザーを愛してるわ。
だからわたしはあなたの「アリシア」になれない。
あなたも心に傷を負っているのでしょうね。でも、それを癒すのはわたしの役目じゃないの。
・・・ごめんなさい。
[...の小さな呟きはトールに届いただろうか]