─ 厨房 ─ 『ないと困るが、少し外れていてもいい』[核は今、ツィーアの中にあった。深層に納めてあるのが本来の姿だから、本来の力を発したいならそうあるべきだったが。茶器に添えられた葉は鉄底族の娘から譲り受けた本物だった。しかも湯の方も、なんと99%もが水でできている自信作。期待を込めて茶器も弾む] 『正すのは天ではなく、英雄か。面白いなお前は ……世界の外にあった私を、見出したのも してはいけないこと か?』[是が返ろうとも、それはツィーアの理解の外]*