― 戦場 ―上から目線で《そこから》言われても、素直に聞けねーってんだ。それになあ…[ 下からの攻撃をいちいち躱すことに飽きたのか、白竜が、降下してくるのを見るや、彼は白馬をその巨体に向けて走らせる ]てめえが暴れてっと、邪魔なんだよ![ 兵を尾で払いのけられるほどの高度>>149であれば、届く筈、と、長大なツヴァイヘンダーを担いだまま、馬の背に立つという曲芸を披露しながら彼は叫ぶ。その言葉は、兵を指揮する者としてではなく、対峙するファミーユとアリーセの元に、コンラートの開けた隙を縫って他の兵を近づけるのを嫌ってのもの* ]