人狼物語−薔薇の下国

401 星へ往くKUMA


特務部少尉 カーク

― 機動兵器ドック ―

『良く、起き上がりましたねー。動いた途端に関節外れてもおかしくないくらいですが』

[バトルフィールドをモニタリングしていた若い整備士の言葉に、整備士長は、ふん、と鼻を鳴らす]

『ありゃケルナーが念動で動かしてんだ。あの馬鹿が、そんなドジを踏むか。
そもそも二人共限界ぎりぎりで無茶してやがるんだ、限界越えてるわけじゃねえ』

『へええ、あんな激しい格闘で、そんな計算できるもんですか?』

『さあな…まあケルナーの方は計算だろうが…』

[メレディスの方はむしろ本能かもしれない、と、『だから余計厄介だ』と、忌々しそうな口調で言う整備士長の顔は、しかし、ほんの僅か、笑みを含んでいた**]

(151) 2016/01/27(Wed) 22:31:45 (fukafuka)

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