人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


狩猟師 ギィ

[廊下に佇む己の傍へ、何処かで目にしたイドが浮遊していた。
伝達元は、クレステッド。切迫した状況と、
カレルとソマーリュを探しているのだという事は理解出来た。
先程の異形の羽の持ち主、あれがソマーリュ入隊当初の姿と聞けば
記憶を辿るように、眉間に皺を刻む。もっと若く感じたからだ。

ソマリに関しては先程出会ったと、口端に付着した己の血で
クレステッドのイドを汚す。単なる八つ当たりだ。

カレルに関しては知らぬと、特別隠す事もなく左右に首を振った
尤も、時既に遅しだった感は否めないが]

(151) 2013/10/04(Fri) 00:35:46

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