―― メイン・サロン → レストラン ――
[赤毛の女性も加わり、レストランへの道を進む。
左手に楽器のケース。
右足はどうしても引き摺ってしまうが、歩む早さに着いていくことに問題はない。
道すがらエレオノーレがそれぞれの紹介をしてくれる。>>143
彼女に礼を言い、顔を知っていても名前を知らない者たちには、自分からもよろしくと伝える。]
俺は通訳だ。
船で仕事をすることもあるし、惑星に降りることもある。
ネオ・カナンには観光なんだが、な。
[手短に自己紹介を。
常なら、何かろくでもない冗談を言っていたかもしれない。
けれど、エレオノーレには先程、どうやら余程不名誉な噂>>1:492が届いてしまった模様。
一応、ちゃんとした仕事だと言っておきたい気持ちもあり。
――また、この状況下で余計な疑念の種をまかないためでもある。]