[教会へと戻れば、フリーデルが出迎えてくれた>>50。
ただいま、と笑い返す。けれど笑みに元気がなかったらしく、表情が優れないことを指摘される。気まず気に道が封鎖されてしまった事を伝えたんだった。ふたりの間に流れる微妙な空気の原因はそれではなかったのだが。
広間の暖炉が赤々と燃えている。ニコラスが薪を運んで来てくれたのだろう。]
ええ、道は封鎖されてしまいました。
そう、教会の方は問題ありませんでしたか。一応、宿屋に集まった方が良いかとシモンと話して来たのですが。
[心配性のフリーデルが問題がないと言う。その必要はないのかもしれない。
窓から外の様子を伺った。裏庭も雪に覆われてしまったに違いない。折角の相談も無駄になってしまったと残念そうに言う。]
裏庭も雪だらけでしょうね。これでは何か植える事も難しそうです。
春まで待たないといけないのでしょうね。