―午后のパン屋―[(>>140)夢から覚めたと同時にヤコブがやって来た。慌てた様に扉へと近寄る。]えーと、厨房…に。ううん、ぼくがはこぶ。だ、から…。あ、玉葱の籠を運んでもらえる…?[寝起きで舌が回らないのを誤摩化しながらそう返事をした。一輪車から小麦の袋を両腕で取り上げる。ずっしりとした重さが腕に掛るが厨房に運ぶ事に何の苦も無い。ただ両腕が塞がってしまったので手伝ってもらう様に頼んだ。]