― 対フレデリカ ―
[ 振り飛ばした粘液がフレデリカの声を塞ぐ。>>149
ナイスショット!とポーズを決めたい気持ちを抑えて、ふたりが旧知の仲らしいと見て手を出しかねていた兵らに命令を下す。]
第一列、架橋!
[ 実際にここで橋を作るわけではないけれど、訓練された兵らは自分たちが踏板となって谷を渡る橋になる要領でドロシーとフレデリカの間に身を投げ出し、粘つく場所に肉体で覆いをして、歩けるようにする。
ドロシーはロングブーツでその腹を踏みながらフレデリカに駆け寄り、その喉に手をかけんと試みた。**]