[アプサラスへのお小言も佳境に入ったところでオズワルドが声をかけてくる。既に昼食を取り終えたようだ。
口は悪いが、なんだかんだで本の整理を手伝ってくれるらしい。
あぁ、これがドロシーが翻訳していた本にあった"ツンデレ"というやつなのかと思うと少しほほえましくもあった。]
ありがとう、オズワルド。
これだけの人数でやったらすぐ終わると思うし、終わったらソマリたちとコーヒー飲んでくるよ。
[オズワルドに微笑むと、ドロシーが翻訳スペースに戻ってくるのも目に入る。
翻訳家としては優秀だと思うが、今回の本の一件といい、気ままな仕事っぷりといい、なによりたまに本にお菓子クズがついているのが気に入らない。
あとでしっかりお仕置きしなければ、と心に決めた。]