[どうして、とそんな風に思いながらも少年の言葉>>144はすとんと心に落ちて響く。] 二人ならさびしくないね。[こんなことが前にもあったような気がするのにそれはとてもおぼろげで形にはなりきらない。琥珀に囚われた空色が微か揺れる。トクリと大きく心臓が跳ねて酷く落ち着かないのに逃げ出さずにいるのは離れたくないという想いの強さ。] 私も、オズが居てくれるなら、嬉しい。[呼びなれた特別な名。彼に向けるたびに愛しさを感じる。]