[ 右腕を失い、戦う術を持たず。首筋へと迫る牙。彼女の記憶の中で、その牙が、恐怖と怒りに直結したとは知らず。>>138抵抗すら出来なさそうな様子に、ナネッテは吠えた。 ─── そうさせては、ならない!!! ] っぁぁあああ!![はち切れた腹を手で押さえ、痛みを殺し、殺し、 地を、蹴る! ]