「……うん、そうね、元気にならないとね。 この子のためにも……にいさまの、ためにも」[自分自身に言い聞かせるように、そう、呟いて。 泣きそうになったのを誤魔化すように、ぎゅう、とケット・シーを抱きしめる] 「ありがとうね、猫さん……ラクシュにも、ありがとう……って。 うん、ちゃんと、言いにいかないと、ね」[子が生まれたら、ちゃんと見せに行ってあげないと、と、そんな思いもあるから。 そう言って、笑う様子は、ふわりと穏やかなものだった。**]