[ クレメンス様が教えてくれた、"じんろう"以外の危険なもの。
それが、ツェーザル様だった。
詳しい説明も聞いて、全部理解したかはさておき重要な事はわかった。
カレル様が私の思いを全部言ってくれる。>>135
ロー様もそれを後押しするように。>>137
私は2人の言葉に"そうですよ!"と言いたげな顔でこくこく頷いた。
クレメンス様の真っ青な寝顔が思い出される。
あの時も、何かあった事は間違いない。
……あの表情は、もう見たくないんだ。
ツェーザル様がNルームに運ばれた。
彼は"じんろう"ではなかった。
そこから推測される事は一つ。>>135
────私もカレル様と同意見だ。 ]