[言いたいことを言えたのは、その時だけ。怪我と疲労の影響でしばらくはろくに動けなかったし、動けるようになればなったで偵察にかり出されたし。結局短剣1本はマリエッタに握らせたままだ]勝手に捨てちゃ駄目だからな……お守りみたいなものだし。[そう、治療班には言い置いたが、果たしてマリエッタはあの短剣をどうしたか。少なくとも、マリエッタ自身を傷つけるためには使っていないだろう、と信じてはいるが]