― 上空 ―[巨蛇は目に見えて弱っているものの、その身はまだ空中にあった。 そこに騎竜師の先輩の、よく通る声が響く>>146] ツィスカ先輩![心が引っ張られるように高揚するのは、彼女>>147の人となりが為せる業、だろうか。 頼もしいアルマースの声に応えるように、ココンもキュウウ!と高く声を上げた] そうですね、やってやりましょうか![ツィスカへ強く頷きながら、視線を向けるのは同乗のセルウィンへ。 彼もまた動くのならば、それを補助するつもりでいる*]