左に行こう。此方の様子を窺っている。[先ずは飛び回るのを楽しませるように、元気いっぱいな彼らを追いかける。離れた場所にいる魔法生物達がちらちらと視線を送ってくるのに応じるように進路を変えて。狙うのは少し彼らの気の緩んだ頃合か。青年の意識は空にいる魔法生物と仔竜達に向いていたので、鬼ごっこの認識がその場にいない魔法生物達にまで及んでいたとは気付かない。*]