終わりのその後、か。お前らしいな。 気ままな生活も良いだろうが、故郷があるなら、戻れるうちに戻るのも一つかもしれないぞ? ……孝行に思い至った時に何も出来ぬのは、辛いだけだ。[とは言え、それ以上強く推す事もなく。緩く首を振れば、苦笑して霧の彼方を見つめる。]