人狼物語−薔薇の下国

532 天命昇華


翡翠の巫女 リュカ

― 回想 ―

[こちらの動揺も、葛藤も、まるで伝わっていないかのように、師匠は平然としていた>>120
 淡々とした口調は常と同じ、歴史や逸話、教訓を語るような。
 かつてならきっと目を輝かせ聞いていた言葉も、今はひたすら責められているようにしか感じられなかったけれど]

[一度その場を離れようとする自身に、里帰りという行き先が告げられる>>121
 それは今となっては敵対する土地であり、師匠の真意に反して、彼は平然と敵対することを選ぶのだと、思い知らされたような気分だった。
 その掛け違いを抱えたまま、自身は決して会いに行くことの出来ない立場となって――]

(150) 2020/02/22(Sat) 02:10:52

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