話も決まったことですし、私は先に失礼いたします。[必要な事だけ言い残し、早々と玉座を去る。文書の偽装があったかは知らない。私はただ、「文書を残すべき」と彼に伝えただけだ。ただ、報告をしなかった事は確からしい。何か彼らにとって都合の悪いことがあったのだろうが、偽装だったなら内部分裂、偽装でなくともあの様子では恐らく軍部は喰い下がらないだろう。要するに、こうなった以上どうでもいいことだったのだ。*]