ッ、 ユーリエ![手を伸ばし、ユーリエを自分の方へ引き寄せようとしながらそれまでいた場所から飛び退る。直後、その場所に大きく撓る尾が振り下りてきた。その一撃の重さに地鳴りのような音が響く]─── これが、『虚無の八竜』。[振り降りた尾が持ち上げられる先。鳥のような翼を持つ、白磁の鱗を纏った細長い身体の巨体が宙を舞っていた。メレディス達が持つ絆石と同じ属を対象から感じる]