だが、大人数であそこを越えるのは無理だ。来るなら少人数の工作部隊か援護の伏兵。構わず正面から来る連中だけを相手にするって法もある。[ 全体が迂回路をとる、という可能性はクレステッド同様に捨てている。盾は必要無い、と、剣一本で向かってきた烈火の如き少年の面影は、今も鮮明だった// ]