[剣は受け止めた腕の肉に食い込むが、骨に達したところで固いもの同士がぶつかる音を響かせる。締められた筋肉と骨とで剣を受け止めた腕からは血を滴らせながら、もう片方の手は握られ振りかぶる。司令官はあわてて引き抜こうとするも、その剣は抜くことができず]『この、軟弱者がっ!!!!!!』[強い踏み込みが甲板の床板にひびをはしらせ、の渾身の一撃を剣を持った片腕に叩き込む。何かが砕けるいやな感じの音とともに司令官は悲鳴を上げて剣から腕を放してしまいその場に蹲った]