― 龍峡の村・宿屋 ―
……どうかしました?
[己が名乗りが思わせた事など知る由もないから、なるほど、という言葉>>145に緩く首を傾ぐ。
それでも、よろしくという言葉にはこちらこそ、と返して]
あー……お知り合いでしたか。
[言いつつ、ちょっと思ったのが姫様とんでもないな、だったのは鏡の精霊以外は知れぬこと。
話題が仔竜の事に移ればはい、とひとつ頷いて]
縁あって、絆を結んでおりまして……虹竜のシエル、といいます。
[名を告げられた仔竜はよろしくー、とでも言いたげにぴぃ、と鳴いて。
鼻先をつつかれると、ぴゃ、と短く鳴いてぱちくり、と瞬いた。*]