人狼物語−薔薇の下国

515 豪華客船の共存試験


経営者 ディーク

 
[話し掛けてきた目的を察した。
オレを占い、対価を得たいのだろう。

然すれば。
躊躇いなく手を伸ばし、顎を掴み持ち上げた。

ベールが僅かに捲れ、その顔が良く伺える。
ワインにも血液にも見える、緋い宝石も。
……此奴は、衣装と道具で損をしている。]

  ふ……良い瞳だ
  お前の眼には何が映っている?
    オレに何を魅せてくれる?

[堂々たる男は微笑い、問い掛けた。
ひとひらの欺きも見逃す心算はないとばかりに
真っ直ぐに射抜きながら。*]

(150) 2019/01/13(Sun) 13:28:06

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