「…………」[金の光がふるり、と震えた]「…………愚昧」「ヒトとは何故にこうも、争いという名の『混沌』を求めるか」[紡がれる言葉に、白と黒が同意するように揺れる。紫だけは、何やら妙な間が開いたが]「……浄化を、しなくては」「そして、『回帰』を」[謡うようなコエの後、金の光はふるり、揺れて。直後に、その輝きを一点に集約させる。生み出されたのは、黄金に輝く、巨大な槍。それは真っ直ぐに、相対する者たちのただ中へと投げ落とされた。**]