― 宇宙船の傍 ―[ゆらりとした歩みが止まる。首がこてり、と傾ぎ、長く伸ばした銀の髪がさらりと揺れた] ……んー? これはまた……なんとも、不可解な。[呟きと共に廻った真紅は、こちらを見つめる姿>>141で止まる] 近しいようで、遠きもの。 はてさて、きみは一体なんだい?[吟ずるような口調で問いかけながら、影はそちらに歩みを進める。こちらは未だ、己が刃に触れる素振りもなく。近づく歩みは、一見すると無警戒。*]