―自室→廊下―
[べたんべたんと、歩く度に音をさせる歩きづらい着ぐるみは、幅が普段よりもあるせいでなおさら歩きづらい。
部屋を出ようとしたところでスマホがあると言う言葉を思い出し、それを探すのも一苦労だった。
廊下にでると鈍い音を響かせながらゆっくり歩く]
…あっつい…
[当たり前である。顔はでているとは言え着ぐるみだ。涼しいはずがない。
当の本人はそれに気付くこともなくべったんべったんと音をさせてとりあえず涼を求めて甲板へでも向かおうとする。
途中、食堂の前を通ったならそう言えばお腹が減ったと、そちらへと。
食事中のローレル>>119とドロシー>>120に気付いたなら笑って手を振ったりしたかも知れない。
身体は着ぐるみ、顔は人間…であることも忘れているから、二人がどういう反応を示すかは全く考慮の外**]