[勘違いしているとは気づかぬまま不思議そう少年の様子を見詰めていたけれど綻ぶ表情>>143が嬉しくて自然と笑みが浮かんでしまう。俺も、とそんな始まりの少年の声に空色がまあるく瞠られて――] 〜〜〜〜〜〜っ!?[耳朶まで林檎の色に染まりへなりと眉が下がる。初めてあったはずなのに。けれどそれは一目ぼれとも違って。あたたかで懐かしく切ない想いが溢れそうになる。] ……恥ずかしい。 でも、……うん、 とっても、嬉しい。[琥珀に返す声にはしあわせな色が滲んだ。]