人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


瞬槍 リエヴル

― 後日・ペンホールズ >>147

 「ケット・シー……そうか、妖精さんなんだ」

[ケット・シーの自己紹介は、彼女の内にすとん、と落ちる。
 ……まあ、幼少の砌、飛竜の子供相手にも物怖じしなかった、という前歴のある娘さんである。猫が喋るくらいでは動じないのも不思議はないかも知れなかった。
 もふもふふわふわ。その感触に、日々の疲れが癒されていくのを感じていた所に言われた言葉。
 え、と短く声が上がった]

 「……にいさま……が」

[ラクシュの主。それが誰を意味するのかは、すぐにわかる。
 わかるから、言葉にできない想いが溢れかえってきて。
 頬をふみふみする感触に癒されつつ、ケット・シーをぎゅう、と抱きしめた。
 馬が喋れないのはわかっているが、兄とは言葉を超えた何かで繋がってもいた黒馬だから、とそこは全く気にかけず]

(149) 2014/04/12(Sat) 23:05:45 (tasuku)

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