[招き入れた王女が一礼し、一定の距離を保って足を止める>>137。止めると言うよりは、部下に止められたと言った方が正しいか。目付けが付いての対談となるのも已む無し。彼女は我らシンシャの国民にとっては未だ警戒すべき相手なのだ]話し忘れていたこと?[目通りの理由を聞かされ、私は彼女に訊ね返す。その返答として紡がれたのは、王女の本名について]