だから、僕も彼のことがいつも心配になって。
またどこかで無茶してるんじゃないかな、と。
あの明るい笑顔で、俺は平気だって。
むしろ僕の方が無茶してるんじゃないかって。
……きっと、今も見守ってくれているんじゃないかな。
……何も、出来なかったけれど。
[ 彼女も相当堪えているのだろう>>119。
僕が彼を心配していた理由もそうだったから。
まるで手間のかかる子供のような。
いつも同じタイミングで、同じ場所に場所に駆けつける
さながら同僚のような。
気を、心を許しあう仲間、親友のような。
どの表現が一番正しいのかは分からない。
──それでも、僕にとっても彼が大切で、
守りたかった存在であったことには変わらなくて。]