―学校跡地・帝国側橋付近―>>72[橋を渡ろうと向かってくると思われた竜騎兵隊は、橋の僅か手前で足を止めた。威嚇射撃が橋の上を飛び交う中、隊列を整えてゆく。橋を挟み、ほんの僅か睨み合いの後。―――放て。>>80ディークの合図と共に、燃え上がる矢が一斉に放たれる。美しい弧を描きながら飛んでゆくそれは橋を越え、帝国の陣へと次々に落ちてゆく。校舎跡までは届かないものの、乾いた草を伝い、火の手はみるみる広がっていった]