[自分はカレンの港近くへと単身進み、そこに──いたはずだ。街に張り巡らされた光の魔力の連結を逆に利用しようとし、その制御にしくじったことは覚えている。 (キア…)味方に回収されたのはありがたいが、やはり監視されていたのかと思う。昨夜、餓えた魔物からベリアンを守ったのもイングリッドの鷹であった。「せいぜい、背中に気をつけることね」と投げられた警告。>>2:506 喉が乾く。]