……何の為に、か。 俺が死んだら、仕事が増えたお前が泣いちゃうし。 まだ死ぬ気はないけどさ。 ―――……俺は、俺の勝手で生きて、死ぬんだろう。 お前が、お前に近い人を怖がる理由は、わかんないけど。 どう転んでも、俺の選択だ。 ……お前のせいではありえない。[ずっと形にならなかったものが。声となり言葉となって、口から零れ落ちた。勝手な上に、見当外れかもしれない言葉。……それでも。―――…強い風が雲を払い、星が静かに輝き始めていた*]