―― 中庭 ――
[少年とアイリの言葉を受け止めつつ、>>142
怪我をした場合の対応も教えるのは流石教官といったところ。
頼もしい人だと思う。それでも、]
わかりました……教官も気をつけてください。
[見送る際には無事を祈るようなことを言わずにはいられないのだった。
カルモという名の風竜も去り際にひと鳴きする。
ウンブラはクルルと鳴きながら翼を振って見送った。
あの様子だとたぶん、励ますようなことを言ったのだろう。
相棒のやる気が上がったのをなんとなく感じる。
アイリの相棒も、やる気が下がってはいないのは一目瞭然といったところ>>144]