人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


皇子 ロー・シェン

[ 騎兵達は、皇太子の命を守り、炎に巻かれぬ位置まで逃れて、前衛に立った友軍と合流すべく待っていた。
先頭に在るのが、ヨセフではないことに、騎兵隊長が首を傾げたと同様に、そこに皇太子その人の姿が無い事に、戻ってきた副官らも疑問を感じたろう。

しかし、為すべき事は理解している。即ち、少しでも魔軍の侵攻を遅らせ、その数を減らし、そして兵の被害を抑えて砦まで戻る事。


しかし、将軍や皇子を置いて戻る訳にはいかないとの認識も、もちろん一致していたから、新たな陣が組まれるのは炎のすぐ背後となる** ]

(149) 2017/02/02(Thu) 01:10:55

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