………腹減った。
[思わず、少し右に、ひとり言。
そういえば、起きてから何か食べたか? 食べていない。
むしろ吐いた。二日酔いで。
そうした折に、メイン・サロンから出てきたエレオノーレと連れ――マリエッタと、すれ違ったことのある眼鏡の男性に加え、戦闘時に言葉を交わした青年>>135、と続々と人が集まってきて。
どうやらレストランに向かう話をしているようだ、と察すれば。
――大人数でいれば『まだ』安心だろう、腹に物を入れるのが優先順位の上に来ても、うん。
予定を切り替え、彼らに合流しようと、手伝いを申し出た。
決して食欲に負けたわけじゃないのです。]