[カサンドラ>>80とベリアン>>129から、毒や罠を仕掛けるという話が出れば。
最初に司令官であるトールを。次にディークやゲオルグなどの上級士官たちへと視線を向ける。
破壊活動やトラップ敷設などは、暗殺・諜報・護衛とおなじく得意分野のひとつだ。
つい数年前まで、兄のジロウ・ファーイーストもそれらのスペシャリストとして公国に仕えていた事を知る者も、その顔ぶれの中にはいるだろう。
実行に移すならば、自分がその任務につこうか――とも思うが。
おそらくはそう言ったところで、疑われている自分にそれを任されるとも思えず。
ましてやトールの性格ならば、そんな手段には頼らないだろう――敵将がリエヴルだからなおさらに――と、状況を眺めた]