宴会に遅刻したら酒抜きだ。[にやりと笑って目を細めた。いかに心通じるとはいえ、タクマの歌声は酷い。元の声が悪くないだけに半端なく調子外れた、しかも中々に音量豊かな鼻歌の威力は一度聞けば語り草となる程のものだ。ただ、飲まなければいい。だから酒抜きはタクマ以外の者にとっては非常に喜ばしい命令ながら…この酒好きの部下がそれを良しとしないことも、ゲオルグはよく承知していて] 遅れるなよ。[言葉なき願い>>132に、笑みを深めて頷き*返した*]