まぁね。 介入しようと思ったんだけどねぇ。 邪魔が入って何も出来ず終いだったよ。[返しながら、視界に震える毛玉を映す。使い魔の類だろうか、あまり見ないいきもののようだ] 在るべき場所、ね……。 あの極限の場から、不安定な転移としながらも逃がした者の傍は、 君の在るべき場所では無かったのかい?[ベネディクトから経緯を聞いているため、目の前の人物が王子の傍付きであったことは知っている。そのことを挙げて、男は更に問いを重ねた]