…別にお前の為じゃない。…まあ、畑仕事お疲れさま。
[(>>125)ヤコブからの礼にぶっきらぼうにそう返事をした。照れくさいのか、押し付ける様にしてパンの包みを渡した。
レーズンパンが店に良く並ぶのがヤコブの好物だからだという事は悟られていないとオットーは思っている。
(>>88)何時だってヤコブはそうだった。自分ばかりがライバル視して、ヤコブは涼しい顔をしている。
(>>127)目が覚めて起き上がった際に肩から落ちた毛布がヤコブが掛けたという事は何故だか気がついた。そういう態度が一層オットーの対抗心を煽るんだった。]