―回想/Eルーム―
アイリスが大丈夫なら、良かったよ。
……そうか、アイリスの方も、心配してくれてたんだね。
心配かけて、ごめんなぁ。
見守ってくれていて、ありがとうな。
[アイリスの頬を零れ落ちる涙に>>132、
どれだけ、気にかけて貰っていたかを悟れば。
医務室で話した時より、流暢に気持ちを伝えてくる口調と、
複雑な感情の色合いの滲む瞳に、そっと微笑みかけて。
彼女の涙が落ち着くまでは、
暫く傍で頭を撫でたり、言葉を交わしていたか。
アイリスが大丈夫そうな様子になってから、そっと傍を離れ*]