[私が所属することになった部隊、特務部隊第17分隊。特務部隊といえば、特殊工作やエリートの少数精鋭とか、そういうイメージが浮かぶかもしれない。けれども10番より上はどういう場所なのか。それは帝国、公国をとわず軍部に所属するものなら誰でも知っている。軍部の汚れ仕事のほとんどを担う部隊。敵からも味方からも嫌われた、わけありや曲者ばかり集められた場所。必要であれば味方であるはずの自国の者さえ殺す。それが任務である限り**]