― マリーの病室で ―[自分が動けるようになったあと。真っ先に幼馴染が眠っている場所へ飛んでいった。もう目覚めただろうか。それとも、まだ眠ったままなのだろうか。ろくに状態の説明も聞かず、ベッドに近づく。] マリー! 起きてるか?なあ。[本当に寝ているだけだったら迷惑だろう声量で呼びかけ、横たわる彼女の手を握る。そのままじっと、幼馴染の白い顔を見つめていた。]