― リオレ島・司令官室 ―
どうもこうも、十中八九、皇帝陛下からの決戦の御誘いだと思いますよ。
[ 問いに答える>>140男の言葉は明快だ。他の可能性があるか?とゲオルグに逆に問い返すような視線を投げ ]
応じるしかないでしょうね。あの水域を突破されれば首都が脅かされる。
…と、思わせるための場所の選択でしょうが。
[ 自分達に、ではない、恐らく、カルボナードの官僚達に、迫る危機をより強く感じさせるために、あの皇帝はその場所を選んだのではないか、と、男はそう感じている ]
まったく、こんな
[ いかにも迷惑極まりない、という口調で言いながら、その口元には薄く笑みが浮かんでいた// ]