―― 戦場 ――
あんた本当に死んでてもおかしくなかったんだからな!
[ある程度は武器の届かない位置からの風での攻撃だったので。
やはり威力は弱かったらしい、いくらかの兵士を吹っ飛ばす事は出来てもそれだけだった。
咄嗟に風の力を強め、下からの弓と投擲された槍の勢いを弱め落下させる。
きゅう、と白竜が鳴いて自身は舌打ちをした。
氷竜によって受けた傷に響くらしい、無茶はさせられない。
一旦、矢も届かない程度に上空へと。]
……やっぱ突撃するかなぁ。
[ある程度の矢を受ける覚悟で突撃して、竜の身体と尻尾で蹴散らす。
有効だろうが、無茶をしないという言葉はどこいったと自己ツッコミするしかない。]