… ア゛ぁッアアアアアああ!!![刺さった短剣が少し動くだけでも耐え難い激痛がはしり、声を上げる。抵抗する力はとうに残っておらず、じっとしていたが。]…ば、ぁか……、情けなんぞかけられて、たまるかお前、は… みち ず れ[短剣を突きたてられる前に、辺りに撒き散らされた黒紫色のどろどろが集まって蛇のように地面を這い、カークの身体へと絡みついた。瘴気の塊であるそれは、カークの命を徐々に掠め取ってゆく。]