― 夜明け ―そうかもしれませんね。では――[自分で探した方が早い、という結論>>118は一致した。ならば彼はもう放ってもよいか――そう思ったそのとき、突如起こった異変>>142]……![空が白みはじめ、夜が明ける。自分の中にあった知識が、このまま朝日を浴びるのは危険と判断した。彼の返事を待たずに空き家に戻り、すぐさま鍵をかける。幸い空家は全ての窓が閉め切られていて、誰かが訪ねてこない限りは夜まで持ちこたえられるはず]