>>34――ベルンシュタイン大佐も、お疲れのご様子。私の立場では休めとは申し上げられませんが、ご自愛を。貴方を信じ、貴方を頼りにしている者が此処には居るのですから。[シロウの拘束については耳にしていたか、知らぬままか。――どちらにしても、目の前の男は随分と疲れて見える。相変わらず表情を失ったように目を伏せたまま、それだけを告げて一礼し、部屋をあとにした*]